2010年8月20日金曜日

安全について

弓は人を死なせてしまうほどの力をもっています。
したがって道場には危険な空間も存在します。一人一人が注意して事故がおきないようにしなくてはなりません。
文京区総合体育館の道場で練習する時の注意点を書いておきます。知っている人は確認を、知らなかった人はここでおぼえておいてください。

1.畳
畳の上がり降りは正面からしてください。
脇からの上がり降りは危険なので控えてください。(向かって右側には巻藁があります。左側から上がり降りするには射位を通らなくてはならず、危険です。)

2.巻藁
安土に向かっておいてある巻藁は矢を抜くとき、射位にいる人が打起していないことを確認してから抜きましょう。

3.矢取りの流れ
(1)
矢取り道に入る前に、取り懸け以降の動作をしている人が射位にいないことを確認し、
パンパンと手をたたいてから「矢取り入ります」と言う(返事があるまで入らない)

道場の人は安全であることを確認したら「お願いします」とこたえる
(安全でなければ「待ってください」と言う)

(2)
矢取りの人は安土に入る前に柱の陰からもう一度パンパンと手をたたき、「入ります」と言う(返事があるまで入らない)

道場の人ももう一度確認し、「お願いします」とこたえる
(安全でなければ「待ってください」と言う)

(3)
矢取りをする(矢はささっている方向にまっすぐていねいに抜く。矢を持っているときは走らない。←矢が曲がったり折れたりするため)

(4)
矢取りの人は安全な位置まで戻ってきたら「どうぞ」と言う

道場の人は「ありがとうございました」とかえし、行射を再開する
(矢取りの人の「どうぞ」があるまでは取懸けずにまっていましょう)
※「どうぞ」は忘れてしまいがちですが、行射再開の大切な合図です。忘れずに言いましょう。
また、矢取りは行きも帰りも畳を通って行ってください。

基本的に弓を引く人の体よりも自分が的(または巻藁)寄りにいるときは、「自分は危険な位置にいる」という意識をもってほしいです。
弓を引く人も周囲に危険な人がいないか確認をしてもらえたら、と思います。
同好会をかたくるしいものにしたくはありませんが、安全についてはみんなで対応していかないといつか大変なことになります。
みんなで楽しく、でもやるときはきちっと、ということで、御理解と御協力をおねがいします。






加筆(2010/8/20)
  • 矢を取って頂いて戻ってきた際には「ありがとうございます」と一声かける。
  • 矢を抜く際、的を左手で押さえながら右手で抜く
  • 体を射場(?)の方には向けない
  • 矢は高いので丁寧に抜く
  • 高級な矢は一本10万円以上する

0 件のコメント:

コメントを投稿